-
大寒と冬の味覚
2023/1/17
日本各地で大雪のニュースを目にしますが、毎年1月20日頃は「大寒」です。字面を見るだけで震えがくるほどに寒さ厳しい様子がうかがえますが、二十四節季の24番目、最後の節季なんだそうです。この時期になると、ニュース番組で「今日は大寒です」というコメントと共に各地で開催されるイベントが紹介されたりしますよね。そんな寒さ厳しい季節ですが、冬の味覚を存分に楽しんではいかがでしょうか。
「大寒」ですが、同じ冬の節季の「冬至」に比べるとチラシに取り上げられる機会は少なく、認知度としては冬至に及びません。冬至はかぼちゃを食べたりゆず湯に浸かったりという風習がありますが、大寒はこの日に何かをする、という風習がないからかもしれません。それでも二十四節季の中では認知度はある方ではないでしょうか。
認知度では冬至に敵わない大寒ですが、その時期にはチラシにしっかり登場します。
※『チラシタイトル100』分類別チラシタイトルランキングより
チラシタイトル100のうち半数近くの企業が企画掲載しています。そして、この季節は何と言っても「鍋」です!メニュー提案の「鍋」ですが、実は9月下旬頃からチラシに載り始めます。がしかし、ポテンシャル(?)を発揮するのは寒さが増す12月から大寒の時期にかけてではないでしょうか。(鍋好きで無駄にテンションが上がる担当1号です)今は鍋つゆのバリエーションが豊富で、週に1・2回食べてもその都度違う味が楽しめるほどです。テレビ番組で特集されるほどの人気ですよね。パウチの液体タイプだと3~4人前のものが多いため、担当1号は専ら一人鍋用を利用しています。鍋提案が多い大寒の時期のチラシをご紹介します。
■ベルク(1枚目)&マルヨシセンター(2枚目)
真冬の食材を一挙にまとめました!という感じです。掲載されている食材はどこのスーパーも大差はないんですが、見栄えは重要です。美味しそうと感じられなければ食べたいとは思いませんから。食欲をそそられるチラシです。マルヨシセンターのチラシには「寒さわら」が載っていますが、春が旬の魚かと思っていましたが、1年で2回も旬があるそうです。
■フレッセイ
「寒たまご」が目に留まったのですが、ご存知ですか?担当1号は初めて知りました。寒中に産んだ卵は滋養豊かとされ、「寒たまご」を食べると一年間健康に過ごせると珍重されていたそうです。今は一年中滋養豊かな卵を食せる時代ですから、縁起物としての意味合いが強いのでしょう。1月20日は「甘酒の日」なんですね、確かに温まります。
■富士シティオ
富士シティオの鍋は「常夜鍋」です。日本酒を贅沢に使用したシンプルな鍋ですが、これも温まるんですよね~。
■ヤオコー
こちらはちょっと変わり種で目を引きました。淡泊な鱈をコクのある味噌のスープでいただくというもの。具沢山で十分おかずになる一品です。鍋でいただく鱈とはまた違った味わいです。
どのチラシも真冬の食材が盛り沢山です。紹介したチラシを見ると分かるように、とにかく「魚介類」が美味しい季節。「ぶり」「たら」「牡蛎」中には「寒しじみ」などというものが載っているチラシが数社ありました。しじみは鰆と同様に1年間に2回旬があり、冬のしじみは越冬のため栄養を蓄えているので美味しいそうです。
数枚チラシを見たらもうお分かりかと思いますが、大寒タイトルの掲載商品ランキング(生鮮)はコチラ↓↓
※『チラシタイトル100』掲載商品分析より
「ぶり」がダントツの1位でした。因みに、商品分類の1位は「鍋つゆ」でした。
寒さが辛い季節ですが、そのおかげで美味しい食材に恵まれるわけですから寒さも我慢します!冬があるから桜が咲いてくれるわけですし、春が待ち遠しくもなります。実際には「大寒」よりも「立春」の頃が一番寒さが厳しい時期ですのでもう暫く辛抱する必要がありますが、寒さがもたらす恵みの食材で冬を乗り切ろうと思います。
引用・転載につきまして
本記事の著作権は、株式会社チラシレポートが保有します。引用・転載をする場合には、以下の2点をお願い致します。
- ①出典が株式会社チラシレポートである旨を明示してください。
- ②内容を改変しないで下さい
- ※引用・転載をされた事により、利用者もしくは第三者に損害その他トラブルが発生した場合、弊社は一切その責任を負いません
お気軽にご相談・お問い合わせください。
受付時間:午前9時~午後5時 月曜日~金曜日(年末年始・祝日を除く)