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秋のお彼岸

2022/9/12

  • #チラシ,イベント

9月の行事というと、敬老の日や秋のお彼岸が思い浮かぶと思います。時期的に、新米や秋の味覚が出回る頃でもあり、旬の野菜や果物が紙面を賑やかに彩ります。十五夜が日程的に近い場合は、同時に販促するチラシもあったりと、チラシ販促が盛り上がりを見せる期間でもあります。今回は、秋のお彼岸の販促チラシを中心にお届けします。

お彼岸というと、おはぎを食べて(お供えして)お墓参りをする行事である、という程度の知識で、お盆と似たようなもの?と思っていました。お彼岸とお盆は何が違うのかを調べるところからスタートした今回の担当1号です(お恥ずかしい・・・)同じ墓参りでもその意味合いが違うことを知りました。ただ、ご先祖様を供養するという部分は共通していますね。毎年お盆の時期はスーパーのチラシが賑やかになりますが、お彼岸はどうだろうか?と思い、チラシを見比べてみました。

基本はお盆のチラシと同様に、ご馳走の販促を数多くの企業で実施していたり、家族団らんを提案するチラシが目に留まります。掲載商品に大きな違いは無いように見受けられますが、お彼岸のチラシはやはり「おはぎ」の掲載がとても目立ちます。どちらかというとお盆のチラシの方が豪勢な印象です。お盆のチラシは魚(刺身・寿司)や肉が目立っており、豪華な食卓を演出する食材や総菜がふんだんに盛り込まれたチラシになっている一方で、お彼岸は煮物や天ぷら、果物などが提案され、その間に魚や肉がバランスよく載っているという感じです。お彼岸には精進料理を作るという習慣が、今のチラシ販促にも意識されているのかな?と思ったりしました。

チラシを見比べたので、せっかくならとそれぞれの掲載商品を調べてみました。今回も「チラシタイトル100」(弊社の商品です)の掲載商品分析から掲載数の多い上位15商品をまとめました。

予想通り、お彼岸の最多掲載は「おはぎ」でした。「赤飯」も上位にランクインしているのですが、赤飯をお供えする地域もあるようです。ご馳走の代名詞と思われる商品はやはり共通していますが、お彼岸の方は肉類が上位にはありませんでした。青果を見ると、1ヶ月程の違いですが季節の変化が表れています。

次は実際のチラシをご紹介。

■相鉄ローゼン

お彼岸、敬老の日、十五夜と9月の行事が盛り沢山なチラシです。お供え用の果物がポイント10倍というのは見逃せません。「銘産品」のコーナーは、お供えや手土産としての需要も勿論あると思いますが、普段は買えないスイーツを単純に食べたいという需要もあると思います!(担当1号がまさにそれです 笑)

■ウオロク

最初に目が行くのはチラシ左上の大きな手造りおはぎ。自信作です、という感じが伝わります。

■マルエー

「天ぷら」と「煮物」というシンプルなメニュー提案ですが、精進料理を意識してのことでしょうか。

お彼岸のチラシは秋の紅葉を意識させる暖色系が多いですね。暑い季節は涼やかさを表現するため寒色系のチラシが多いため、色味でも季節の違いを感じられます。

お彼岸とお盆はお墓参りをする日という共通イメージで、チラシもそれほど違いがないのでは?という担当1号の勝手な思い込みからチラシを見比べてみました。行事のあり方からか、両方ともオーソドックスな紙面構成であるという部分は共通していると思いますが、季節の違いは大きく反映されているなと感じました。お彼岸のチラシは見ていてほっと和むような感じがありますね。暫くお墓参りに行けていないな、と思いながらこの原稿を書いているのですが、せめてご先祖様に思いを馳せながらおはぎをいただこうと思う今日この頃です。

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